2025 鈴鹿8耐:チームスズキCNチャレンジの挑戦とTrasの環境革新
- natsumi26
- 8月18日
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更新日:1 日前

2025年8月3日、鈴鹿サーキットで開催された第46回「コカ・コーラ」鈴鹿8時間耐久ロードレースは、猛暑の厳しい環境下で55台のマシンが火花を散らしました。EXPクラスのチームスズキCNチャレンジ(#0)は、環境に配慮した革新的プロジェクトとしてレースを戦い抜きました。スタートライダーの津田拓也が好位置の6番手で飛ばし、アルベルト・アレナス、エティエンヌ・マッソンへとスティントを繋ぎ、3時間時点では4番手の好調ぶりを見せました。2回目のスティントの2周目、アレナスの転倒でマシンが大破しましたが、1時間近くに及ぶ作業で修復し、33位で完走いたしました。順位は残念な結果となりましたが、185周を走破した不屈の走りは、サステナブルアイテムを使用した画期的なマシン、カーボンニュートラルを目指すCNチャレンジの可能性を示し、私たちの取り組むサステナブルアイテムの実用性を示してくれました。
Trasが手がけた天然繊維製ボディも、今年のマシンには使用範囲が拡大され、よりサステナブルになっておりました。また、Trasが使用している天然繊維Amplitex™を開発したBcomp社と共に製品の改良を繰り返し行い、製品の精度を高めておりました。バイクの転倒時、天然繊維製のセンターカウルが大きくダメージを負いましたが、転倒の衝撃でもカウルは割れて外れることなく、マシンを覆っていました。従来のカーボンコンポジット製品に比べ、割れ破損が起きにくい天然繊維の特徴を実証し、レースでの実用性を発揮しました。

CNチャレンジのカーボンニュートラルへの挑戦は、Trasの天然繊維製品をカーボンコンポジット製品の代替品として活用していける可能性も示してくれました。Trasとして、チームスズキCNチャレンジの取り組みに協力できたことを光栄に思います。この天然繊維技術は、モータースポーツにおける持続可能な未来の一歩を示すものです。今後も、環境負荷の低減と性能向上を両立させる技術開発に尽力し、チームと共に進化を続けたいと考えています。 SUZUKI公式ページ 決勝レポート:https://www1.suzuki.co.jp/motor/8tai/2025/report_20250803.html