連続参戦5年目の集大成。Trasの天然繊維技術がAXCR2026で示した可能性
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更新日:4 時間前

「ムサシ アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2026」第31回大会を、チーム「Tras POWER 135 TRD HILUX」は無事に完走し、過去最高となる総合6位(T1Dクラス上位)を獲得しました。
2026年8月10日(月)〜15日(土)にタイ王国で開催された今大会は、パタヤをスタートし、プラーチーンブリー、ナコーンサワン、カンペーンペットを経由してピッサヌロークでゴールする、総走行距離約2,000km(競技区間含む)のコースとなりました。高温多湿の気候のもと、山岳地帯、密林、沼地、岩場、プランテーション、泥濘路などアジア特有の多彩で過酷なステージが続き、車両とクルーの耐久性が厳しく問われる大会でした。
チーム体制は以下の通りです。
チーム:Tras POWER 135 TRD HILUX
車両:TRD Hilux(T1Dクラス)
ドライバー:新田正直(Masanao NITTA)
コ・ドライバー:染宮弘和(Hirokazu SOMEMIYA)
チームサポート:株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント
プロジェクトリーダー:柏村勝敏(Katsutoshi KASHIMURA)
車両には、地球環境に配慮した天然繊維製のボディを使用しました。スイス・Bcomp社の天然繊維プリプレグを使用して当社で成形したボディは、従来のカーボン製部品に比べ、製造から廃棄までのCO₂排出量を85%ほど削減できる素材である上、軽量性と強度を両立しています。当社の複合材料成形技術を活かし、過酷なオフロード環境に耐えうる仕様に仕上げました。
リヤサスペンションを4リンク化するなど、毎年のアップデートを重ねた今年の車両は、内外ともにパワーアップしていました。

今大会では初日にコースオフで左フロントフェンダーを損傷する場面もありましたが、夜間の修復作業を経て走行を継続することができました。天然繊維製ボディのタフさと、チームの団結力のおかげです。セッティング変更が功を奏し、以降は着実にポジションを上げました。最終的に総合6位でフィニッシュし、2022年からの連続参戦で培った経験を活かした好結果となりました。
ドライバー新田は「最初の接触が悔やまれるが、それがきっかけで着実に順位を上げられた。染宮コ・ドライバーの的確な指示も大きかった」と振り返っています。
トラスは、環境負荷の少ない素材で作る製品を、モータースポーツの現場で実戦に使用し続けています。昨年のAXCR2025完走・特別賞受賞に続き、今回も天然繊維コンポジットの実用性を証明する機会となりました。同時に、GEOLANDAR CTS RALLY TEAMのジムニーシエラにも当社製天然繊維ボンネットを提供するなど、サステナブルな技術の裾野を広げています。
今後もトラスは、持続可能な素材開発とモータースポーツを通じた技術実証を推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。関係者の皆様、応援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。 フォトギャラリー(スライドして写真を閲覧できます)

